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山崎工業株式会社 自動車事業部

2025/04/11車検
車検の「追加整備」って何?追加になりやすい項目トップと対策

追加整備と聞くと「追加で取られる」という印象になりがちですが、実際は“点検して初めて見える状態”があるために起こります。
重要なのは、提示された内容を次の3つに分けて理解することです。

・車検に通すために必須(やらないと通らない)
・安全のために推奨(通るが、リスクを減らすためにやった方がいい)
・予防整備(今すぐでなくても計画的に)

この整理ができると、「全部やらなきゃ」と焦らず、優先順位をつけて判断できるようになります。

「追加整備」とは何か(誤解されやすいポイント)

追加整備は、車検の点検結果によって「交換・調整・修理が必要(または推奨)」と判断された項目のことです。

ここで大事なのは、追加整備には“必須”と“おすすめ”が混ざっていることがある、という点です。
見積りを見るときは「どれが必須で、どれが推奨なのか」をまず分けて説明してもらうのが鉄則です。

車検に通すために必須の整備

これは、やらないと保安基準を満たせず車検に通らない可能性が高い項目です。
例えば、ブレーキや灯火類など安全に直結する部分で、基準を下回っている/不具合がある場合は必須になります。

安全のために推奨される整備

車検には通るものの、放置するとトラブルや事故のリスクが上がるため、早めの交換がすすめられる項目です。
「今すぐ危険ではないけれど、このまま乗るならやった方が安心」という位置づけになります。

予防整備(今回は見送り可のケースもある)

現時点では基準を満たしていても、劣化が進んでいて「次の車検までに交換になる可能性が高い」ものが該当します。
予防整備は、予算や今後の乗り方(あと何年乗るか)によって、今回は見送り、次回までに計画するという判断も現実的です。

追加になりやすい項目トップ○(記事内でランキング化する前提)

ここでは「追加になりやすい代表例」を挙げます。
車の使い方・年式・走行距離で変わりますが、初めての方が“心構え”を持つには十分なラインナップです。

ブレーキ系(パッド/フルード等)

ブレーキは安全の要なので、点検で消耗が見つかると追加になりやすい項目です。
私の感覚では、ブレーキ系は「必須になりやすい」カテゴリなので、見積りに入っていても過度に疑うより、状態を確認して納得して決めるのが大事だと思います。

確認したいポイントは、残量や漏れなど“状態が数値・見た目で説明できるか”です。

タイヤ(溝・ひび割れ・偏摩耗)

タイヤは溝の深さだけでなく、ひび割れや偏摩耗(片減り)でも指摘されることがあります。
特に、短距離走行が多い方や、空気圧管理が甘い方は偏摩耗が出やすい印象です。

タイヤは「通るかどうか」だけでなく、「雨の日の制動距離」や「高速での安定性」に直結するので、推奨と言われても優先度は高めに考えた方が安心です。

バッテリー(電圧・寿命目安)

バッテリーは“徐々に弱る”というより、“ある日突然ダメになる”ことがあるのが怖いところです。
点検で状態が弱っていれば追加提案されやすい項目です。

私自身、バッテリーは後回しにしてヒヤッとしたことがあるので、「弱いと言われたら早めに交換する」方が精神的にもラクでした。

ワイパー・灯火類(意外と多い)

ワイパーゴムは消耗品で、切れや劣化があれば追加になりやすいです。
灯火類(ヘッドライト・ブレーキランプ等)は、球切れや光量不足で指摘されることがあります。

このあたりは金額的には比較的小さく、車検当日の“ついで整備”として入ることも多いです。

油脂類(オイル/フィルター/冷却水など)

エンジンオイルやフィルター、冷却水などの油脂類は、車の状態維持の基本です。
車検の必須項目ではないケースもありますが、交換時期が過ぎていると推奨されやすいです。

「今回は最低限にしたい」場合でも、オイルだけは優先しておくと安心感が違う、と私は感じています。

追加整備が出やすい車の特徴

追加整備が出るかどうかは、運・店の都合というより「車の状態」に左右されます。
次の条件に当てはまるほど、追加が出やすい傾向があります。

年式が古い(10年超・13年超)

年数が経つと、ゴム類やシール類、油脂類の劣化が進みやすくなります。
結果として、点検で「ここはそろそろ交換した方がいいですね」が増えやすいです。

走行距離が多い/短距離が多い

走行距離が多いと消耗が進みます。
一方で短距離が多いと、バッテリーが充電されにくかったり、エンジンが温まりきらず負担がかかったりして、別の意味で劣化が出ることがあります。

前回整備から期間が空いている

オイル交換などの基本メンテが空いていると、車検時にまとめて指摘されやすくなります。
「全部一気にやると高い」になりやすいパターンなので、日頃のメンテが結果的に出費を平準化してくれると感じます。

追加整備を減らす・予算内に収める対策

追加整備をゼロにするのは難しいですが、予算内に収めたり、納得して選んだりすることは可能です。

「必須/推奨/予防」に分けて説明してもらう

まずやってほしいのは、見積り項目をこの3分類で説明してもらうことです。

私がよく使う聞き方はこれです。
・「車検に通すための必須だけを抜き出すと、どれですか?」
・「推奨の中で、優先順位をつけるなら1番はどれですか?」
・「予防は、次回までにやるならいつが目安ですか?」

この3つを聞くだけで、判断材料が揃い、見積りが“自分ごと”になります。

今回やる/次回までにやるの計画を立てる

予算に限りがあるときは、「安全に直結するところは今回」「予防は次回までに計画」と分けるのが現実的です。

ここで大事なのは、見送る場合でも「じゃあ次はいつやる?」を決めることです。
決めないと、気づいたら1年経っていて結局トラブル…となりやすいので、私は“次の目安”だけは必ずメモするようにしています。

私の考え・体験:見積りで焦ったときに、納得できた説明のされ方

追加整備は、金額の問題以上に「納得できるかどうか」で満足度が変わると感じます。
私も最初は、追加と言われると反射的に身構えてしまいました。
でも、説明の仕方が変わると、気持ちがスッと落ち着いた経験があります。

写真・現物確認があると安心できた

納得できたのは、劣化箇所を写真で見せてもらえたり、交換部品を見せてもらえたりしたときです。
「なるほど、これは確かに…」と腹落ちすると、価格だけでなく、安全への投資として判断できました。

用語が難しいときの聞き返し方

車検の見積りは専門用語が多く、初めてだと理解できなくて当然です。
私は次の聞き返し方が一番スムーズでした。

・「それは簡単に言うと、何をする作業ですか?」
・「やらないと、具体的にどんなリスクがありますか?」
・「これは今日決めないといけないですか?(後日でもいい?)」

質問して嫌な顔をされるより、分からないまま進む方が後悔につながります。
遠慮せず確認するのが結果的に一番早いです。

よくある質問(FAQ)

追加整備は断れる?

断れるケースもあります。
ただし「車検に通すために必須」な項目を断ると、車検に通らない可能性があります。

なので、断るかどうかの前に、まずはその項目が必須なのか、推奨なのか、予防なのかを確認するのが先です。

断ったら車検に通らない?

必須項目を断れば通らない可能性が高いです。
一方、推奨や予防は、通ることもあります。

判断に迷う場合は、
「車検に通すための必須だけにした場合の合計」
「推奨を最低限足すならどれか」
を出してもらうと、現実的な落とし所が見つかりやすいです。

まとめ:追加整備は「悪」ではなく、判断の材料が重要

追加整備は、車検を受ける以上ある程度起こり得るものです。
大切なのは、提示された内容を必須/推奨/予防に分けて理解し、優先順位をつけて納得して決めることです。

私の結論はシンプルで、「分からない項目は、分かるまで聞く」。これが一番の防御策です。